法人カードを作るのであれば気にしておきたいのが「マイル」の存在。
個人でクレジットカードを作るときは、あまり意識しない人の方が多いかもしれませんが、法人カードではマイルが貯まりやすいカードを作るに越したことはありません。
特に出張が多い職種の人であれば、マイルの貯まりやすさはカード選びの必須条件といっても良いほど。
実は、僕は出張も多くて、しかも個人で海外旅行もよく行くのですが、マイルに対して無関心すぎて、損をしてしまっていたことに気づいたんです…。
僕のように皆さんが損をしないように…。今回、マイルが貯まりやすい法人カードを調査し、比較してみました!
マイルを貯めたい人、法人カードを作って損をしたくない人必見ですよ!
目次
マイルが貯まる法人カードはこれだ!おすすめを一挙紹介
早速ですが、マイルが貯まりやすいのはコレ!という法人カードをご紹介していきます。
マイルの貯め方のコツについては下部で説明していきますが、それ以前にマイルが貯まりやすいカードを選ばなければ話になりません。
マイルを貯めたいのであれば、作っておいて間違いないカードばかりですよ(^^)
マイル還元率と特典は別格!アメリカンエキスプレスゴールド
カード会社 | アメリカン・エキスプレス |
初年度年会費 | 無料 |
年会費2年目以降 | 31,000円(税抜) |
ポイント還元率 | 通常0.5% ※メンバーシップリワード登録で1.0% |
ANAマイル還元率 | 1.0% ※ANAポイント 1,000ポイント=1,000マイル |
移行可能な航空会社 | ANA、その他海外14社 |
法人カードでもステータスが高いと人気のアメックスですが、マイル還元率も1.0%と「さすがアメックス!」といった移行レートの高さ。
アメックスビジネスは、通常は0.5%と普通のマイル還元率ですが、「メンバーシップリワード」という独自の制度があり、これを利用するとなんとマイル還元率が2倍の1.0%に跳ね上がるんです!
これはANAマイルの取り扱いがある法人カードの中では上級の還元率。
アメックスビジネスならば、グリーンでもゴールドでもマイル還元率は変わらないのですが、僕としてはゴールドをおすすめしたいです。
というのも、アメックスビジネスゴールドは、特にマイルを貯めたい人に嬉しい特典が満載だから。
・旅行傷害保険がなんと最高1億円まで補償
※他ブランドのプラチナ並の補償額
・国内外の空港ラウンジを無料で利用可能
※同伴者1名もOK
・手荷物無料宅配サービス
・飛行機遅延、商品の破損・盗難、返品対応などあらゆる補償付き
特典だけ見ると、普通の法人カードでは絶対付かないような待遇ばかり!
遅延・盗難・保険など、旅行や出張時の不安はすべてアメックスが補償してくれるといっても過言ではないので、ビジネスシーンにおいて余計な心配をしなくていいのは嬉しいですよね。
またアメックスビジネスゴールドを選ぶべき理由がもうひとつあります。
それは、マイル移行可能な航空会社が15社と圧倒的なこと。
・ANA
・チャイナエアライン
・デルタ航空
・ヴァージンアトランティック航空
・タイ国際航空
・キャセイパシフィック航空
・シンガポール航空
・ブリティッシュエアウェイズ
・スカンジナビア航空
・アリタリア-イタリア航空
・フィンランド航空
・エティハド航空
・エミレーツ航空
・カタール航空
・エールフランス
特に日本人の出張が多いアジア圏や中東、ヨーロッパまで幅広い航空会社と提携しているんですね。
いざ出張となったときに、自分の法人カードが航空会社と提携していなかったら落ち込みます…。
アメックスビジネスならそんな心配もなく、出張に安心して臨むことができますよ!
年会費以上の特典がありますし、マイルが貯まりやすい法人カードであれば、使い方によっては年会費の元を取ることもできます^^
実は審査が通りやすいと噂の多いアメックスビジネスゴールド。初年度年会費無料など、嬉しい特典もあるので作るなら今がチャンスです^^
JALマイルを貯めるならセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード
カード会社 | クレディセゾン |
初年度年会費 | 20,000円(税抜) |
年会費2年目以降 | 20,000円(税抜) |
ポイント還元率 | 0.5% |
ANAマイル還元率 | 0.3% ※ANAポイント 200ポイント=600マイル |
JALマイル還元率 | 1.125% ※JALポイント 1,000円=10マイル |
ANAとJALの両方のマイルを貯めたい、という方におすすめなのがセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カード。
※以下、セゾンプラチナビジネスアメックスと記載する
中でもJALマイルは還元率1.125%と、法人カード全体を見てもかなり高いマイル還元率を誇ります。
これだけマイルが貯まりやすいプラチナカードでありながら、年会費が他と比べて格段に安いのが特徴。
年会費がちょっと高いかなと感じる人であっても、マイルのメリットを含め、ポイント還元率、空港ラウンジ利用、ビジネス用サポート特典など、会員になれば全てにおいてプラチナランクなので、年会費分の元は十分に取れるはずです。
プラチナカードなだけあって「国内全空港のラウンジ無料」「海外旅行保険最高1億円」と付帯サービスやトラベルサービスがしっかり揃っているのも嬉しいポイントですね。
セゾンプラチナビジネスアメックスには、年会費無料で使える『SAISON MILE CLUB』があり、ショッピング1,000円でJAL10マイルを貯めることができます。
年間移行上限マイルは150,000マイルまでと決まっていますが、登録期間内にマイルを上限まで貯めた場合、永久不滅ポイント(1,000円につき1ポイント)というポイントが貯まっていきます。
永久不滅ポイントは200ポイント貯まるとJAL500マイルに交換ができるため、使えば使うほどマイルを貯めやすいカードなんですね。
JALの航空便を利用する機会が多いなら絶対に持っておきたい法人カードというわけです。
マイルを貯めやすくて年会費も安い!JCB法人カード
カード会社 | JCB |
初年度年会費 | 無料 |
年会費2年目以降 | 1,250円(税抜) |
ポイント還元率 | 0.5% |
マイル還元率 | 1% |
マイルは貯めたいけれど、年会費はなるべく安く抑えたい…という人におすすめなのが、JCB一般法人カード。
ANAとJALの両方を貯めることができ、年会費は初年度無料で2年目以降1,250円という安さ。
付帯旅行傷害保険が最高3,000万円とアメックスビジネスやセゾンプラチナアメックスには劣りますが、最低限の付帯サービスがあるのも特徴です。
海外利用でポイントが2倍になるなど、ポイントが貯めやすいメリットもあります。
初めて法人カードを持つ人にもおすすめの1枚です。
ANAマイルを貯めるならANA JCB法人カード
カード会社 | JCB |
初年度年会費 | 19,000円(税抜) |
年会費2年目以降 | 19,000円(税抜) |
ポイント還元率 | 0.5% |
ANAマイル還元率 | 1% ※OkiDokiポイント 1ポイント=ANA10マイル |
ANAに特化して、年会費を抑えたいという人であれば、ANA JCB法人カードもおすすめです。
3種類ある中でもワイドカード・ワイドゴールドカードは、入会時に2,000マイルがもらえる特典付きという豪華さ。
ワイドカードはマイル移行手数料に手数料が5,000円もかかるので、マイル移行が多い人にはワイドゴールドカードがおすすめですよ。
ANA JCB法人カードは、飛行機の距離によってマイルが貯まるフライトマイルと、カード利用のポイントをマイルに移行するポイント移行でマイルを貯めることができます。
1,000円の利用でOki Dokiポイントが1ポイント貯まり、マイルに還元すると10マイルの交換レートになります。
マイル還元率にすると1%と、アメックスビジネスゴールドと同じ還元率。
年会費が初年度もかかることや、カードの特典や付帯サービスを見るとどうしてもアメックスビジネスには劣ってしまいますが、入会時にマイルがもらえるなど、マイルが貯めやすいカードではあります^^
法人カードでマイルを貯める3つの方法!
マイルが貯まりやすい法人カードがわかったところで、実際にマイルを貯める方法をご紹介します!
マイルの貯め方を知っているか知らないかで、せっかく貯まりやすいカードを作っても無駄にしてしまうことも。
損をしないために、マイルを効率よく貯める方法を知っておきましょう。
法人カードを使ってマイルを貯める方法は3つ。
・ショッピング利用でマイルを貯める
・ショッピング利用で貯めたポイントをマイルに移行
では、これらの法人カードを使ってマイルを貯める3つの貯め方について詳しく見ていきましょう!
【法人カードでマイルを貯める方法】飛行機に乗って直接マイルを貯める
マイル=飛行機というイメージがある人も多いと思います。
おすすめのカードとしてご紹介したANA JCB法人カードのように、ANAやJALと提携し発行している法人カードなら、飛行機を利用する距離や頻度に応じてフライトマイルを貯める事ができます。
マイルを貯めれば、特典航空券に変更できたり、ファーストクラスやビジネスクラスにグレードアップすることもできるので飛行機を利用する人にとってはメリットしかありません。
決まった航空会社を利用する事が多い人や出張が多い人は、実際のフライトでマイルが貯まるのでぜひ利用したいところです。
【法人カードでマイルを貯める方法】ショッピング利用でマイルを貯める
もちろん法人カードをショッピング利用することで、そのままマイルに還元することができます。
法人カードは経費支払いで利用することが多いと思うので、個人カードよりもマイルを貯めやすいでしょう。
注意したいのが、法人カードの中には、マイルの還元に制限があったり、ショッピング利用でマイルに還元できない法人カードがあるという点!
ショッピング利用でマイルが貯まらないとなると、かなり損をすることが多いので、事前に確認をしておくようにしましょう。
【法人カードでマイルを貯める方法】ポイントをマイルへ移行する
法人カードでマイルを貯めたいとき、特に貯まりやすいのがポイントをマイルへ移行する方法。
法人カードごとに決められたポイントプログラムを利用し、カード利用で貯まったポイントをマイルに移行する事ができます。
法人カードの種類によってその還元率は異なりますが、還元率の平均は0.30%~1%ほど。
マイルを貯めやすい方法なため、いかに還元率が良い法人カードを作るかが重要となってくるわけです。
おすすめの法人カードとしてご紹介した、アメックスビジネスゴールドカードが、いかにマイルが貯めやすいカードか、わかっていただけるかと思います。
法人カードではマイル移行の限度額に注意
カードのポイントをマイルへ移行する場合、ポイントを無限に移行できるわけではありません。
法人カードの種類によっては、マイルの移行数に上限が定められているので、利用限度額に注意が必要です。
また、ポイントをマイルに移行する場合、移行手数料が必要な法人カードも存在します。
せっかく頑張ってポイントを貯めても、マイル移行数の上限を超えてしまって交換出来ない…。
なんて事にならないよう。事前に交換できるマイル移行数の上限と、上限まで達した後のポイント、マイルを移行する際に掛かる手数料などの費用を把握しておく必要があります。
法人カードで貯めたマイルは個人利用できる?
法人カードのマイルは個人利用しても良いのか気になる人もいますよね。
法人カードは会社のお金で支払っている為、ポイントやマイルは会社のもの。
そのため、法人カードの利用で貯まったポイント、マイルは個人用で利用してはいけないないというのが原則。
貯まったマイルで旅行がしたい!という気持ちもわかります…。
わかるのですが、いけない事はいけません。
法人で使用する分には問題ないので、貯まったマイルは、出張の交通費として役立てるのがベストですよ。
法人カードでお得にマイルを貯めよう!
法人カードで、マイルが貯まるというのは、飛行機を利用することがある経営者、個人事業主の方には重要なポイントですよね!
法人カードでマイルを貯める方法は様々。
マイルが貯まる法人カードを作ったはずなのに、実際貯まっていないなんて事もあるようです。
大切なのは年間を通して、飛行機の利用、カード利用額で、どれくらいのマイルが貯まるのかをイメージして、法人カードを選ぶ事。
JALマイルを貯めたいのか、ANAマイルを貯めたいのかでも法人カードを選び方は変わってきます。
また、法人カードを選ぶ際にマイルやポイントの事ばかりに気を取られすぎないよう、年会費のコスト、付帯するサービス、保険なども視野にいれ、ポイント、マイルも含め、会社にとってメリットが多い法人カードを選んでいきましょう(^^)